
令和7年 定例総会後の懇談会にて
『自由の子』誕生秘話に感動
渋高東京同窓会総会を開催
渋川高校東京同窓会は6月21日、港区新橋の新橋亭で令和7年度の定例総会を開きました。
母校から中澤政幸校長先生、橋本整教頭先生、唐澤龍三先生、また、同窓会本部から佐藤和夫、角田尚夫正副会長を来賓に迎え、総勢45人(欠席お2人)が参加しました。
冒頭、総会直前にご訃報が届いた、元東京同窓会長で元星薬科大学学長の永井恒司先生(昭和27年卒)に黙とうをささげ、会に入りました。

宮﨑則行 会長
まず、宮﨑則行会長(同42年卒)が、少子化の影響で母校の募集定員が減少したという残念なニュースを紹介したうえで、「同窓会として現役の生徒をできる限り支援したい」とあいさつ。

ピアニスト保坂修平さんとベーシスト上村信さん
令和6年度の事業報告、7年度の事業計画説明、来賓からのご挨拶をいただいた後、ピアニストの保坂修平さん(平成8年卒)とベーシストの上村信さん(昭和59年卒)によるジャズライブやお楽しみ抽選会で盛り上がりました。
大団円は、校歌『自由の子』斉唱。渋高を卒業したての10代のフレッシュな会員から90代の大先輩まで、世代を超えた歌声が高らかに響き渡りました。

山口隆さん
その直後、昭和27年卒の山口隆さんからサプライズ発言が飛び出しました。
佐藤春夫作詞、信時潔作曲というビッグネーム二人の手になるこの曲が校歌に制定されたのはその昭和27年。
山口さんは「このことだけは皆さんに伝えておきたい」と切り出し、実は、当時の生徒会代表だった木暮幸一さんの呼びかけで、生徒自らが佐藤春夫氏に制作を掛け合って実現したという〝秘話〟を披露してくださったのです。
われわれが歌い継いできたこの曲に秘められた渋高健児の心意気に、一同改めて感動させられながら、会はお開きとなりました。
(文責 渋高東京同窓会会員委員会・髙橋純一)
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上毛新聞記事(2025年6月22日 朝刊より)