
東京同窓会と渋川高校の夏休みの恒例行事「在校生との交流会」が今年も8月3日に行われ、曇り空で最高気温が30度を下回るという真夏らしくない天候の中、1、2年生12人と引率の折田直樹校長、唐澤龍三教諭、そして同窓会役員が午前中、日本橋兜町の東京証券取引所を訪問しました。東証や大阪取引所を運営する日本取引所グループの陸田浩二広報・IR部課長から日本経済の要石ともいえる東証の役割について、分かりやすい説明をしていただきました。生徒の皆さんにとっては、進路選択、特に将来の職業を考える上で非常に有益な体験になったのではないでしょうか。

渋高卒業生が働く首都圏の職場や関連施設の見学などを通じ、進路選択の参考にしてもらうのが交流会の目的で、2012年から始まり、今回が13回目となりました。東証では陸田課長の説明に続いて施設内を見て回り、市場情報を提供する「東証Arrows」の見学時には大型の株価ボードに「歓迎 群馬県立渋川高等学校様」と表示され、サプライズの対応をしていただきました。
銀行などは生徒の皆さんも小さい頃から折に触れ見聞きしていると思いますが、株式市場を身近に感じる機会は多くないと思います。かつては「場立ち」の手サインで伝達された取引注文が今では全てシステム化され、売買代金が1日に10兆円規模に上っているという歴史の変遷も、デジタル化社会の象徴として生徒の皆さんには印象深かったのではないでしょうか。宮崎会長も、かつてのバブル期に日経平均株価が大納会で3万8915円の最高値を記録した1989年当時、NHKの記者として、東証の取材を担当していたというエピソードを披露されました。

昼は東新橋の汐留に移動し、電通本社ビル46階の和食店で東京スカイツリーを見ながら食事を取りました。東京湾に面した建物のこのフロアは標高200メートル。渋川の標高も話題となりましたが、ネットで調べると、JR渋川駅が185メートル、市役所が196メートル、渋高が227メートルだそうです。正確かどうか分かりませんが、ほぼ渋川と同じ標高と言えそうです。

午後の交流会は汐留の共同通信本社で行いました。宮崎会長が交流会の趣旨を説明し「どうやって大学や仕事を決めたのかなどをはじめ、どんどん質問してほしい」とあいさつ。角田正衛副会長からも同窓会の活動について紹介があり、その後、共同通信の編集職場を2班に別れて見学しつつ、在校生とOB側の交流・意見交換を行いました。生徒側からは「複数の大学を志望しているが、何を基準に絞ればいいだろうか」「受験勉強のモチベーションを維持するにはどうしたらいいか」など、われわれもかつて悩んだ質問が多く出され、OB側がそれぞれ社会経験を経た立場からアドバイスをしました。
最後に生徒の皆さんに記入していただいたアンケートでは「自分の進路を決める上で役に立った」「人工知能(AI)が急成長している社会で必要とする能力を聞くことができ、今何をすべきか明確にできた」「自分が興味を持つ場所に行けて勉強になった」「OBの方から話を聞けて、自分の未熟さを再認識するとともに、向上心を高めることができた」などと感想が寄せられ、この交流会を継続していく意義と重要性を改めて実感しました。
なお、本交流会の在校生の交通費につきましては、今回も渋川高校本部同窓会から全額負担していただきました。本部同窓会のご支援に重ねて深く感謝申し上げます。
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